2007 JLMC RD4 REPORT

RACE REPORT ~ 2007 JLMC 最終戦 岡山

IMG_0487.jpg10月28日 岡山国際サーキットにて、ジャパン・ルマン・チャレンジ最終戦が行われました。
前回、3連勝でシリーズチャンピオンを決めて迎えた今回は、ポイントを気にする事無く、攻めの姿勢で全戦全勝を目指し臨みました。
金曜日のプラクティスは生憎の雨に見舞われてしまい、レインタイヤを履いて周回を重ねていきます。午前のセッションは問題無く進み、#16無限クラージュと同等のタイムをマークして終了しました。
午後になると雨脚も弱くなり、後半には路面も乾いてくるかと期待されましたが、走行を始めてからすぐにトラブルが出てしまいます。エンジンが不規則的にパワーダウンする症状が出てしまい、ピットで原因を探しますが、中々原因が特定出来ないまま時間が経過してしまいます。
セッションも終盤に入った頃、エンジンの点火コイルに水が浸入していた事が確認され、部品を交換してセッション終了ギリギリでコースイン。症状は解消されており、トラブルを翌日に持ち越すことなくプラクティスを終了する事が出来ました。
土曜日の午前にはドライバー予選が行われ、この週末で初めてドライコンディションでのセットアップを進めていきます。今回新しいソフトコンパウンドのタイヤが持ち込まれ、まずは野田選手が新品を履いてコースイン。若干のアンダーステアはあるものの、難なく基準タイムをクリアして僕にドライバー交代します。
僕はそのままのタイヤを引き継ぎ、決勝に向けてのロングランをして、タイヤの変化をチェックしていきます。基準タイムはすぐにクリアしますが、3~5周ごとにリアタイヤがグリップダウンしてしまいます。今までにない大きな変化だった為、午後のグリッド予選ではリアタイヤを従来のハードコンパウンドのものに変更して、決勝用セットアップを確認することになりました。
午後のグリッド予選は野田選手が担当し、フロントに新しいソフト、リアに従来のハードを履いてコースインしていきます。すると計測前のアウトラップで、我々のZytek05Sがスピン、コース上に止まっている映像が入ってきます。接触は無かった為、コースに復帰してタイムアタックを始めます。野田選手のコメントによると、かなり前後タイヤの温まりに差がある様で、突然急激なオーバーステアになってしまった様です。決勝でも同じ事が予想される為、ピットアウト後はかなり用心が必要という事が確認出来ました。
その後、野田選手がアタックを続け1分22秒5をマーク、その時点でトップ#16の1分22秒1に迫ります。次の周には第1,2セクター共にベストを更新してきますが、最後のセクターでタイムをロスした為、アタックを終了。
2番グリッドから決勝をスタートすることになりました。
日曜の朝のウォームアップランでは、決勝に向けて最後のセットアップを進めます。
朝8時の涼しいコンディションではタイヤのパフォーマンスも良く、決勝を想定したフルタンクであるにも関わらず、前日の予選よりも速い22秒4をマーク。#16よりも速いトップタイムをマークして、決勝に期待できる結果となりました。
迎えた午前11時、6時間の決勝レースがスタート。
スタートは野田選手が担当し、グリッド通り2番手で1コーナーをクリアしていきます。しかし、オープニングラップから少しずつ#16に差を付けられてしまい、タイムも毎周#16よりも1秒遅い24~25秒台で周回を重ねていきます。
野田選手からの無線で、マシンが相当なアンダーステアであることが伝えられます。朝から気温が上がった事で、想像以上にフロントのソフトタイヤのグリップが落ちている様で、次のスティントからフロントもハードタイヤに変更することが検討されます。しかし、この週末では全く使用していない為、本当に状態が改善されるかが懸念されましたが、他に短時間でアンダーステアを解消する手段が無い為、フロントもハードに変更することになりました。
40周を過ぎて野田選手がピットイン。
フロント、リア共にハードタイヤに変更し、給油、ドライバーを僕に交代して再びピットアウトしていきます。マシンのバランスは引き続きアンダーステアで、タイムも24~25秒台で周回を重ねていきますが、スティントの中盤で#16がエキゾーストのトラブルで緊急ピットイン。修復に15分程要した為、我々が10周程のマージンを持ってレースをリードしていきます。
ところが自分のスティントも後半に入った頃、ヘアピンコーナーのインに付いたところで突然、右フロントから大きな衝撃が伝わります。右フロントサスペンションが折れてしまった様で、ホイールが半分外れかかった状態になってしまい、真っ直ぐ走るのもままならなくなってしまいます。
幸い、壊れたのが高速コーナーではなかった為クラッシュは避けられ、止まりかける様なスピードで何とかピットを目指します。ステアリングを左に切っても右に進んでしまう様な状態でしたが、何とかピットまで辿り着き、ガレージで修復に入ります。
損傷は思った以上に激しく、修復して再スタートするのに約2時間を費やしてしまいましたが、再び野田選手に交代してコースインしていきます。アライメントが狂ってしまっている為、直線でも左に取られてしまう状態でしたが、その後は周回を重ねていきます。
スタートから4時間半が過ぎ、再びドライバーを僕に交代して、ピットを後にします。
やはりマシンのアライメントは狂った状態でしたが、路面温度が下がりタイヤとマッチしてきた為、自分達のファステストを更新しながら周回を重ねていきます。
最後に野田選手に交代した頃には、完走扱いとされるトップから75%の周回をクリアし、6時間後のゴールを迎えました。
総合では下位に沈みましたが、LMP1クラス2位でフィニッシュ。
総合優勝はLMP1クラスがトラブルに見舞われる中、昨年僕も一緒に走っていたLMP2クラス#18 Aim sports GC-21となりました。
最後はアンラッキーな結果に終わりましたが、JLMC 2007年シリーズ全4戦中、総合&クラス優勝3回、クラス2位1回でシリーズチャンピオンを獲得しました。
今年、JLMCにZytek05Sでレースが出来たことは、リザルト以上の経験と自信を与えてくれました。
日本のルマン・シリーズは今年で一旦幕を閉じますが、来年はここで培った経験を活かして、海外のルマン・シリーズに挑戦していきたいと思います。
サポートして頂いた方々にはお礼を申し上げると共に、世界に挑戦する姿を早くお見せ出来る様、頑張りたいと思います。
最後になりましたが、私、山崎信介を応援して頂き、大変有難うございました。