2007 SUPERGT RD1 REPORT

RACE REPORT ~ 2007 SUPER GT 開幕戦 鈴鹿

IMG_0156.JPG3月18日に鈴鹿サーキットで行われた、「SUPER GT」開幕戦の模様をご報告したいと思います。
我々「EBBRO TEAM NOVA」は金曜日から走行を始め、前回のテストから改良してきた点のチェックを行いますが、オーガナイザーから車重50kg増を申し渡されてしまい、事前テストの時より少し不利な状況に。しかし、セッションごとに問題点をクリアにしていき、日曜の決勝レースに向け着実に車のセットアップを進めていきました。
土曜日の予選ではパートナーの田中選手がタイムアタックを担当。TOP10入りを目指してアタックを続けますが、他チームが予想以上にタイムを伸ばしてきた為、11番手で決勝レースを迎えることになりました。
決勝は52周レースのスタートから中盤を田中選手が担当し、中盤からゴールまでを僕が担当することに。晴天のもと迎えたスタートでは、直線スピードに優るポルシェに先行を許し12番手に。その後は前の車に押さえ込まれてしまい、予定していた自分達のペースで走れず中盤を迎えます。このままではペースを上げられないと判断したエンジニアが、予定よりも早い22周目にPit inの指示を出します。ドライバー交代、タイヤ交換、給油を済ませPit outし、僕のGTデビューレースのスタートです。GTでは90L程の燃料を積んでからの走行や異常な量のタイヤカスで汚れる路面、その中で10秒以上速いペースで走るGT500クラスとのタイミングの取り方など、初めての状況が山積みです。
コースインしてから数周後、序盤に我々と競っていた車たちも続々とピット作業を済ませコースインしてきます。そのうちの1台が僕の目前でスピンした為、ポジションを1つ上げ11番手に。その後は前後共に10秒程の間隔のまま順調にラップを重ねていきますが、終盤に入ってくると路面コンディションも悪くなり、コースアウトする車が続出してきます。前車との間隔も徐々に詰まっていき、近付いた時にちょうど前車がペナルティを受けた為、ポイント圏内の10位にポジションアップします。
残り10周を切り、滑るコンディションの中スピンしないよう慎重にラップを重ねていきますが、後続からの車が徐々に追い上げてきます。ポイントを取れるか取れないかの瀬戸際で、エンジニアからも無線で「逃げろー!逃げろー!」と檄が飛びます。プッシュしなければ追い付かれ、ミスすればゴールも出来ないというタフな状況でしたが、GT500のトップがファイナルラップに入った為、僕もファイナルラップに入ります。しかし、フィニッシュラインに戻るとあるはずのチェッカーフラッグがそこに無い・・。何とトップの車がファイナルラップにストップ、そのため僕達のゴールはもう1周先に。ミラーには後ろから追い上げてきたポルシェがくっきりと。向こうもポイントゲットに必死です。しかし、コンマの差で何とかポジションを守りきり、10位でゴール。1ポイントを獲得しました。ピットに戻るとチームスタッフが皆、喜んで僕を迎えてくれました。
今回、中々試練の多いデビューレースでしたが、その分多くを学べたレースだったと思います。この週末の状況からすると悪くないレースだったと思いますが、トップとの差があったのも事実です。今回の貴重な経験を生かして次回以降、もっと上を目指して頑張りますので皆さん応援宜しくお願い致します。