2007 SUPERGT RD9 REPORT

RACE REPORT ~ 2007 SUPER GT 最終戦 富士

IMG_9719.JPG11月4日 富士スピードウェイにおいて、SUPER GT最終戦が行われました。
3月にスタートした2007年シーズンもついに最終戦を迎え、今年最後の一戦を最高の形で締めくくれる様、チームの皆が改めて意気込みこの一戦に臨みました。
金曜日は前日からの雨が残り、午前のプラクティスはレインコンディションの中行われました。
我々EBBRO 350Rもレインタイヤを装着してコースインしますが、程なくしてメカニカルトラブルが出てしまいます。原因はただのボルトの緩みだったのですが、箇所が奥まったところだった為ミッションケースを取り外す必要があり、その作業でその後は走行することなくセッションを終えることになりました。
午後のセッションではマシンもしっかり修復され、ドライコンディションの中コースインしていきます。走り出しからマシンのバランスは悪くなく、順調に周回を重ねていきますがストレートでの最高速が伸びず、決勝に向けて課題が残る一日となりました。
土曜日は予選が行われ、僕は午前の予選一回目で2周だけ計測を行い基準タイムをクリア。あとは田中選手が担当して、午後のスーパーラップ進出を狙います。
2セットのNewタイヤを使いアタックしていきますが、思う様にタイムが伸びず17番手。
今年ワーストグリッドからのスタートになってしまいました。
5月に行われた富士ラウンドでも最高速が伸びないハンデはありましたが、コーナーで稼ぎラップタイムとしてはTop10圏内にいたのですが、今回はラップタイムでも下位に沈んでしまい、決勝レースで順位を上げる為にはより最高速が重要になってくるので、厳しいレース展開が予想されました。
日曜日の朝にはフリー走行があり、そこで決勝に向けた最後のセットアップを進めていきます。田中選手がコーナー区間でオーバーテイク出来るマシンにしたいとの意向で、マシンをその方向にアジャストして決勝を迎えます。
そして迎えた午後2時、66周の決勝レースがスタート。
スタートは田中選手が担当し、順位をキープしたまま1コーナーをクリアしていきます。
決勝レースでは前を行くマシン達より良いペースで走れると予想していましたが、前車に封じ込まれてペースを合わされてしまい、16番手での苦しい走行が続きます。
このままでは状況が好転しないと判断し、予定よりも少し早くピットインを指示。
給油、タイヤ交換、僕へのドライバー交代を素早く済ませピットアウト。後半でのポジションアップを目指します。
コースインしてからマシンのフィーリングは良く、3周目には我々のファステストとなる1分44秒0をマークして、周回を重ねていきます。
全車のピット作業が終わり、順位が落ち着いた時点では12番手あたりを走行し、Top10目指して走行を続けます。
後半に入ると、路面がタイヤかす等で汚れ全体のペースが落ちてきますが、我々EBBRO 350Rは安定して45秒前半をキープ、前車との差を毎周1秒ずつ詰めていきます。
終盤に入り、前を走る#43 ARTAガライヤと15秒差で9位を走行しますが、残り5周でその差が5秒まで近付きます。
#43を目で見て確認出来る距離になり、さらにペースを上げようとプッシュしますが、後ろから来るGT500との絡み等でなかなか叶わず、5秒差のままファイナルラップに入ります。
残りコーナー2つとなったところで、タイヤバーストでスローダウンしている#7RE雨宮RX-7を確認し、最終コーナーでアウトからパス。
最後にポジションを8番手に上げて、チェッカーフラッグを受けることが出来ました。
順位は8位フィニッシュと、当初の目標に比べ大したものではありませんでした。
しかしレース内容としては、マシンの状態が終始安定していて後半もペースが落ちず、終盤には前車との差を詰めていく追い上げのレースが出来、僕としては今年のGTでベストの走りが出来たと思います。
そして何よりも、今回応援に来てくれた沢山の人達から、楽しかった、感動したと言ってもらえたことが何よりも喜ばしく思います。
レースの勝者は毎回1チームであり、いわばそれ以外は敗者ということになってしまいます。しかし、そのそれぞれに応援してくれている支援者がおり、その人達にお返ししなければならない使命があると思います。
優勝して感動してもらえる事に越したことはありませんが、それが叶わない状況の時もベストを尽くし、それを見ている人に何か伝えられるドライバーでありたいと僕は思います。
今年、SUPER GTという国内で最も人気のあるレースに参戦させてもらい、沢山のお客さん達との対応の仕方や沢山のマシンとのレースの仕方、そして日本を代表するレースを参加者として内側から見ることで、改めて自分の目指す道が何なのかを確信することが出来ました。
これからの数ヶ月はドライビングではなく、自分の来年の進路を決めていく難しくタフなシーズンに入りますが、今年の経験を活かして頑張りたいと思います。
最後になりましたが、今年、私、山崎信介を応援して頂き、大変有難うございました。